● お客様と心の会話をする


こんばんは。島村信仁です。


商いをする上で大事な事。


いろいろあると思うのです。


人によっては、アメリカのマーケティングや感情マーケティングやワクワクマーケティングなど色々あるのでしょうが。


私は、マーケティングよりもお客様と心の会話が出来る、しようと思う心のほうが大事だと思うんです。


例えば、イタリアンレストラン店にこのブログの読者さんが食事も楽しみたいのだけど、一緒に行く人との会話も楽しみたいなあと思っているとしましょうか。

彼女とのデートで行こうと思っている彼。

大事なお取引先と話をゆっくりしながら食事したいと思っている社長。

両親のお祝いに家族みんなで。

色々な状況があるかと思います。

そのお店に行って、イタリア料理を注文しました。

例えばの話です。

注文したのになかなか自分のテーブルに運ばれてこない時。

注文したあなたはこう心の中で感じていませんか?

「あれ?まだ料理できないのかな?注文通っていないのかな?」

または・・・

「注文はしたけど、自分たちのことを忘れているのではないだろうか?」

こういう経験をしたことは皆さんあるはずです。

その時に「すいません?○○を注文したんですけど・・・」

と聞いたときに店員さんから

「すいません。」

と謝られた経験がある人も多いのではないでしょうか?

正直な感想として・・・

「すいません」ってお客様である自分たちは謝ってほしいわけじゃないんですよ。

自分たちが注文した料理が通っているのか?忘れられていないのか?が知りたいんです。

「すいません。」ではなくて・・・お客様の心と会話しようと思う人はこういうふうに応えてくれると思うのです。

「ご注文の料理は今作っております。あと5分ほどで出来上がりますので、お待たせして申し訳ありません。」

とか・・・

「先に団体のお客様からの注文が多くて、遅くなっています。次にすぐ取り掛かりますので」とか・・・

なんでもいいんですよ。

忘れられていないってこととどれくらいで出てくるのか?の見通しがつけば安心するんです。

あともう一つ。

イタリア料理を運んだ時にテーブルのお客様が会話をしていました。

その時に、その会話をさえぎって「料理のご説明をさせていただきます」という人がいるんですよ。

料理の説明


今じゃなくていいじゃん!!って思いませんか?

お客様の会話を邪魔しないようにお客様の心と会話したら、「今は話しかけないほうがいいな・・・食べ終わってからでも話をさせてもらおう」ってなると思うんです。

いや、食べ終わってから話すのがいいとかそういうことを言いたいのではありませんよ。


そういう気配りが出来るお店ってお客様のこと見てるなあ~って感じるんですよ。

「コース料理の説明をさせていただきます」とお店の都合優先じゃないのを感じるんです。

お客様は美味しい料理をもちろん食べたいと思ってお店に来るのでしょうが、何もそれだけで来ているわけではありません。

お店の雰囲気であったり、一緒に行く人との大事な時間の共有であったり、その人との会話を楽しもうというのもありますから。

マーケティングとかそういう次元の話ではないと思うんですよ。

お客様をきちんと見よう、今どうしたほうがいいかな?と相手のことを考えられる人には別にマーケティングうんぬんなんて必要ないと思いませんか?

だって、マーケティングをいくら勉強したって、お客様に対して心がない人が商いをしていたら、その人がいるお店には行きたくないじゃないですか。

そう思うのです。

心学商売繁盛塾では、マーケティングの話はしません。

お客様に喜んでもらうためにはどうすればいいのか?自分の仕事に置き換えて考えていきます。

こうすればうまくいくよ!なんてものはありません。

2月13日(月)心学商売繁盛塾を東京で行います。

ぜひ、足をお運びください。



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