⚫︎のれんから見える商人の心

おはようございます。経営ドクターの島村信仁です。

飲食店や小売店のお店の現場に行き、アドバイスをさせてもらう仕事をしています。

見る場所は色々ありますが、入店する前に自分なりにチェックさせてもらっているのが、のれんです。

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全てのお店であるわけではないですし、のれんをかけていないお店も多いので。

でも、こののれんを見るって結構バカに出来ないんですよ。 

のれんにまつわる言葉って多くあるじゃないですか⁉︎

 商いを始めることは「のれんを上げる」

 長年仕えた奉公人が一人前となり、親方(主家)から許しをもらって商いをする(分家)ことを「のれん分け」

以前私が働いていたコンビニ本部のフランチャイズと似たように使われる言葉ですが別物です。

 フランチャイズは本部と加盟店が契約書で結ばれたお金を支払う関係。

それに対して、のれん分けは契約関係は一切なく、のれんに代表される格式や伝統、技能だけでなく、信用や商人としての心、家業が継続的に続いて欲しいという願いも込めていたと思うのです。

ちょっと脇道に逸れました(笑)

 歴史が長くて、老舗のお店を「のれんが古い」

支払い含めて信用があるお店は「しっかりしたのれん」

お客様を騙したり、私的に会社のお金を使って海外に別荘を建てさせて、そこで豪遊している社長や会長の行為が世間に明らかになった時は「のれんに傷がつく」「のれんが泣いている」

あれ、なんだか思い当たる人がすぐに浮かんじゃいますね(笑)

そうならないように信用、信頼を大事にしていくことを「のれんを守る」

そして長年続いた商いをやめるときに「のれんを下ろす」

って言うように商いにとって「のれん」って商人の心や生き方、在り方が形になったものだと思うのです。

のれんが汚いお店、ボロボロなお店、裏につけているお店、傾いてつけているお店。

傾いてつけているお店は、本当に傾いていそうですが(笑)

のれんを見るとある程度の商人の人となりというか心が見えると私は感じるのですが、ブログを読んでくれている読者の方はどうでしょうか?

のれんって、漢字で書くと暖かい簾(すだれ)と書いて暖簾と言います。

元々は漢字の通り、防寒としての簾(すだれ)という意味合いがあったそうですが、今では防寒というのはないですよね。

むしろ、店主がお客様に対してどれくらい喜んで欲しいのか?を表す心の暖かさを表したモノだと感じるのです。

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冒頭でも挙げましたが、のれんは福岡県にある讃岐うどん伴。

私がこのお店を一度だけ訪れた事があるのですが、すぐにその後、徳島まで出張に行かないといけないという時に寄ったんです。

私のように飲食店に行くときにスーツケース持ってくる人なんてまず居ないのですが。。。

それに気付いてくれて、かしわ飯のおにぎり少しですがどうぞって握って渡してくれたんですよ。

感謝しかありません。本当に。

心の暖かさが暖簾に出ているようなお店でした。
 



次回の心学商売繁盛塾は11月26日(月)にやります。気になったら来たらええやん(笑)