●野村克也さんから稲葉篤紀 侍ジャパン監督への手紙は経営者必見

 おはようございます。経営ドクターの島村信仁です。

野村克也 元監督から稲葉篤紀 侍ジャパン監督への手紙は、ぜひ経営者にお店の商人に読んで頂きたい内容です。

ブログにて紹介させて頂きます。

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野村克也からの手紙 野球と人生がわかる21通(ベースボールマガジン社)

野村克也さんがヤクルトの監督をしていた時にドラフトで指名した稲葉篤紀 侍ジャパン監督。

「監督が選手を引っ張るのは言葉しかない」というタイトルで手紙を書いています。

全ての内容は本を買って読んでいただくとして、一部分を引用させてもらいます。

「監督」を「経営者」に。「選手」を「社員」に置き換えて読んでいただけると非常にわかりやすいかと。

(ここから引用)

監督には〝言葉の力〟が必要だ。言葉の中身、その重み。「言葉力 =監督力」と言っていいだろう。

言葉力の土台になるのが経験と実績。そこに学識を加えて生まれた言葉こそ力を持ち、選手の心を打つ。

指導者の学習法として最適なのは本を読む事だ。果たして今、読書家で学識の豊かさが言葉の端々に表れるような監督がいるだろうか。

「名監督」と呼ばれる人には、必ず「名言」がある。私が仕えた監督でも南海、鶴岡監督の「銭を取れる選手になれ」などやはり名言だ。

もっとも、私は「いよいよ銭にならん」とけなされてばかりであったが。ついでに言うと名監督は説教もうまい。それだけ言葉に説得力があるわけだ。

 監督としての私のモデルは巨人・川上哲治さんだった。あるとき、当時巨人の正捕手だった森昌彦(のち祇晶)に、「川上さんはどんなミーティングをするの?」と聞いた。すると森は、「野球のことはほとんどしゃべらんよ。野球についてはコーチ任せで、川上さんは人間学、社会学について話すんだ」と言う。

 人間とは。社会とは……。川上さんのミーティングは、そういった内容が多かったそうだ。そんなことを選手の前で話せる監督は今、一人もいないだろうな。実際、今どきの監督はほとんどミーティングもしていないと聞いている。ミーティングをしても、野球のことは各部門のコーチに任せ、監督は訓示すら述べようとしない。単にしゃべれないのか、しゃべったら選手の信頼をなくすからしゃべれないのか。

 しかし、監督の仕事は「バントだ」「エンドランだ」と、サインを出すだけではない。野球以外の言葉── それも、さりげないひと言が大切だ。さりげなく、的確なひと言が選手に対し、大きな効力を持つ。監督のひと言で選手が変わったり、自信を持ったりするようになったときこそ、監督自身も独り立ちできる。監督が選手を引っ張る術は、言葉しかないと知ってほしい。

 だから監督は、選手たちが「ここは気づかないだろう」「ここは見えていないだろう」というものを常に探しながら、指導していかなければならない。だれもがわかり切ったことを話しても、選手は「この監督、何も知らねえな」と思うだろうし、果ては信頼を失う結果になりかねない。
 
 すべてにおいて選手より一歩前に進んでいなければ、監督は務まらない。そして監督は常に自信を持っていなければならない。

 また、監督がなすべき選手の育成は、いかに選手たちの自信を育てるかにかかっている。『自信』は「自分を信じる」と書く。日本語は非常に良くできていると思う。自分を信じられない者に、野球などできるわけがない。自分を試し、試練を乗り越えた者が、自信をつけていくのだ。

 こんなふうに、君には監督論、リーダー論をしっかり勉強し、選手たちの信頼、信用を勝ち取ってほしい。「信は万物の基を成す」。監督が選手に信用されていなければ、ミーティングでいくら素晴らしい訓示を垂れても、「またいい加減なことを言ってるよ」で、“ナントカの耳に念仏”になってしまう。

「この監督の言う通りにすれば勝てる」と選手に思わせるには、それ相応の度量や品格、洞察や決断力、言葉や理論が必要だ。「この監督、大丈夫か?」とか「力不足」とか思われれば、そこからチームが崩れていく。監督の言動を、選手は意外とよく見ているものだ。君もそうではなかったかな?

 今は、プロ野球界全体が、監督の人材難。ゆえに、君もチャンスだと思う。多くの本を読み、多くの人と会って見識を高めながら、経験を積んでいってほしい。なんといっても、経験に勝る知識はないのだから。

(引用ここまで) 

野村克也さんの手紙を読んで私自身が気付いたのが、これは監督への手紙ではあるけれども、経営者、商人へ向けてのメッセージにもなるのではないか?という事でした。

野村克也元監督、迷言残していますよね。

「マー君、神の子、不思議の子」

これ、最近の野球好きな人なら誰でも知っている名言かと。

 やはり、経営者や社長、店長といった人の上に立って仕事をする役割を与えられた人は、言葉を磨かないといけないんですよね。

私自身、言葉力が足りないなあと痛感しています。

心学商売繁盛塾で読書会をしていて、本は読んでいますが、言葉の端々に出てくるまでには到底至っていない。

本や映画から、この言葉が良い!と感じたらこのブログでアウトプットするようにしていきます。

インプットしたらアウトプットしないと自分の身にならない。

他人の言葉を自分の中に取り入れて、自分の経験を元に 自分の言葉に置き換えて話すから伝わるんでしょうね。

経営者、社長、店長などと人の上に立つ役割を与えられた人は 読書して言葉を仕入れていきましょう。



次回の心学商売繁盛塾は12月17日(月)にクルミドコーヒーに行きます。