●お客様の欲求を満たすのか?心を満たすのか?

おはようございます。経営ドクターの島村信仁です。

商売をしている商人は、売り手だけではなく日々買い手にもなります。

もちろん商売していなくて仕事をしている中でお客様や取引先にモノやサービスを提供する仕事をしている人も買い手に立場が変わります。

モノを買ったり、食べたりする時ってお客様は何を買っているのでしょう?

お金を支払って何を満たそうとしているのでしょう?

例えば、吉野家の牛丼屋さんに行く時。

満たしたいものはお腹ではないでしょうか?

お腹が空いたから満たされればいいという時に行くお店として使われる。

飲食店ではなく、モノをモノとして売る小売店も同じです。

ハサミが欲しいからハサミを売る。鉛筆が欲しいから鉛筆を売る。

髪を切る床屋や美容室も同じです。

髪を切って欲しいという欲求を満たすだけの床屋や美容室。

QBハウスのやり方はまさにそうですよね。

モノの機能やサービスの機能を中心に提供する商売は、値段が安くなる傾向があると思うのです。

この商いのやり方は、大手や大企業、FC店がやっていること。 

モノとして売ってしまうと個人店や個人事業主は太刀打ちできない。

値段を安くしないと商売にならなくなってしまうから。

でも、安くしたら資金力ある大手には敵わない。

じゃあ、どうしたらいいのか?

個人のお店は、もちろんモノを提供して欲求を満たさないといけないのですが、それだけではなく心を満たすことも提供出来ると値段は高くなる傾向があると思うのです。

今度、仕事の相談、打ち合わせを兼ねてお昼ご飯をすることになりました。

その時に私が選んだのは、個室があり、周りの目を気にすることなく話ができる離れのあるお店です。

お店の入り口から他の人と同じように入るのではなく裏口から入れるお店にしました。

1つの木で出来たテーブル。切り株から作ったイス。温もりを感じる手作りの部屋。

部屋から見える綺麗に手入れされた枯山水の庭。

この離れの部屋を予約したいと電話したところコース料理しか承っていませんが、それでも良いですか?と聞かれて了承しました。

ちなみにそのコースの値段を言ってしまうと2,000円します(笑)

さて、私はこの飲食店から何を買ったのでしょう?

お腹を満たすだけならこのお店は絶対に選びません。

お腹満たすだけなら丸亀製麺の290円のうどんでも十分なんですよ(笑)

私が買ったのはコース料理の2,000円ではありません。

私に仕事の相談をしてくれた人の打ち合わせが充実したものになるための空間です。

私に相談して良かったと思ってもらえるための時間とも言えます。

他の人に相談内容が聞かれない。集中して話ができる。そんな時間を2,000円出して買ったのです。

心を満たしてくれるから予約したのです。

お店側は、美味しいコース料理を提供して2,000円というお金を頂いているともしかしたら思っているかもしれない。

でも、私が買ったものはコース料理ではなく、打ち合わせしやすい空間と時間でした。

商いってお店側が売っているものとお客様が買っているものって実はこんな風に違う場合が多い。

いつも心学商売繁盛塾をやらせてもらっている読書のすすめは書店であり本を売っています。

読書のすすめ


店主の清水店長は「うちは書店じゃねえ。読書のすすめという人格を持った店だ」と言っていますが(笑)

普通の人から見たら書店であり本屋さんなんですよね。

私は毎月2回は読書のすすめに足を運んで本を毎回のように買っています。

でも、私が買っているものは本ではないんですよ。

いや、確かに本を買っているのですが、モノとして本を買っているのではないのです。

読書体験を通して得られる見識だったり、今まで知らなかったことを知る驚きや無知の知を知ることだったり、過去の実在した人物との本気の対話だったりします。

だから1冊10,000円以上する本も購入するようになりました。 

 とは言ってもこの64,800円する本は手を出せていないですが(笑) 

あなたのお店はモノをモノとして売るだけではなく、どんなコト、どんな価値観、どんな経験を提供することでお客様の心を満たしているのでしょうか?

次回の心学商売繁盛塾の読書会もこの書店ではない読書のすすめで(笑)開催します。←詳細はこちらをクリックしてください。