●信のある商いとは思えないラーメン屋さん
おはようございます。経営ドクターの島村信仁です。
昨日、東京のホテルニューオータニに来ていました。
その用事が終わった後に東京駅に用事があり、東京駅で下車してご飯を食べに東京ラーメンストリートに来た時の話です。
こんな感じで色々な種類のラーメン店が8店舗入っています。
塩ラーメンが食べたい気分だったので、塩ラーメンを食べに。
塩ラーメン専門店のひるがおに来ました。
お店の入り口前のメニューはこれです。
さて、ここで読者の皆様に問います。
色々なラーメンありますが、このお店で1番売れているラーメンはどれでしょう?
人気ナンバーワンは1番右上の写真大きいラーメンってわかりますよね(笑)
1番目に入りますから。
1,080円するんですよ。ラーメン1杯で。結構いい値段ですよね。
自分は別にヒルガオ盛りはいらず普通の塩ラーメンが食べたかった。
でもね、お品書きは凄く小さい。写真もない。
なんでか?780円って1番安いラーメンだからですよ。
このメニュー表からは見つけにくいようにわざとしてある意図を感じちゃうんです。
え?お前がひねくれているだけだろうって?
まあ、そうかもしれません(笑)
でもね、食券を買う自販機を見て確信しました。
ああ、東京ラーメンストリートの店舗は一見客からいかにお金を取るかしか考えていないんだなと。
全8店舗の自販機を見て回って気付いたんです。
どこかの経営コンサルタントが入ってアドバイスしているんでしょうね。
8店舗とも同じような自販機でしたから。
あと、前は列に並んでから食券を買っていたのに、今は全店【先に食券を買ってから列に並んで下さい】と書いてあるんです。
これ、どういう事か?
飲食店って回転率を上げたいんですよ。
お客様が列に並んでから食券を買うと悩みますよね?
うーん。どのラーメンにしよー?って。
その時間が積もり積もるともっとお客様が入る回転のスピードでが鈍るんです。
行列もその分長くなるから諦める人も出てくるんです。
それを少しでも無くすために考えたんでしょう。
さて、どんな食券の自販機かというとコレ。
塩ラーメンのお店の自販機ではないです(笑)
コレ見て何に気付きますか?
自販機からこの東京ラーメンストリートに関わっている経営コンサルタントのアドバイスが見えるんです。
それは、客単価をいかに上げるか?の発想。
上の大きいボタン8種類。
これを押してもらって1人当たりの客単価を上げる仕掛けが施されているんです。
だって全部ラーメン1,000円オーバーばかりですもん。
1つだけ980円と1,000円切っていますが、ほとんど1,000円と同じ。
そして、追加注文しやすい餃子と替え玉を入れているんです。
替え玉だって普通の150円の替え玉もあるのに下の方の小さなボタンにして気付きにくくしている。
わざわざ凄い替え玉300円を上にして単価を上げる意図が見え見えです。
また、人間の目って上から下に見る習性があるんですよ。
上の方のボタンを押しやすい傾向があるんです。
コンビニの飲み物の棚と同じなんです。
目線の高さに近い棚から飲み物取る傾向がありますから。
1番下の方からは取らないんですよ。
そして、大きいボタンに目が自然といく仕掛け。
ここまであからさまに大小の差をつけている自販機はなかなかないですね(笑)
そして、美味しそうなイメージしやすい【写真】を大きく載せていたら、この上の大きいボタンからラーメン選んじゃうんですよ。
人間って写真がないメニューより写真があるメニュー選びますから。
東京駅の地下にある場所を考えても不特定多数の人からいかにお金を多く支払ってもらうか?のための自販機であり、メニュー表なんです。
でもね、これ地方でやったらアウトですよ。
一見客ばかりの東京だから成り立つやり方。
地方は特定のお客様に何回も来てもらう特定太数の商いですから。
高いラーメンばっかり買わせよう、客単価を上げようという仕掛けをしているお店を【信がある商い】とはどうしても感じない。
お客様を想う気持ちを感じないのです。
高いラーメンを売ることが悪いって言いたいわけではないですよ。
こういうアドバイスをするコンサルタントの発想もお店の店主もお客様から見てどうなの?というのがない。
売り手が儲かれば良い。一見客には高いお金を支払ってもらって、ラーメン食べて喜んでもらえれば良いって感じません?
やはり私の見方がうがっているんですかね(笑)
お年寄りには小さい字は見えにくい。
小さい字が見えなかったら大きい方を押しちゃうと思うんですね。
食べ切れればいいけど、もしかしたら多すぎて残してしまうかもしれない。
そんなことまで想像してしまいました(笑)
でも、お店が儲かれば、そんなの関係ねえ!あ、そんなの関係ねえ!
はい、大儲け〜♫
世の中には色々とお金をたくさん使わせようとする罠がたくさん仕掛けられています。
客頭にならないで商人頭になるように商いの勉強を一緒にしませんか?
信のある商いをする商人になるように勉強しませんか?
次回の心学商売繁盛塾は1月28日(月)に行います。←詳細はこちらをクリック。
おはようございます。経営ドクターの島村信仁です。
昨日、東京のホテルニューオータニに来ていました。
その用事が終わった後に東京駅に用事があり、東京駅で下車してご飯を食べに東京ラーメンストリートに来た時の話です。
こんな感じで色々な種類のラーメン店が8店舗入っています。
塩ラーメンが食べたい気分だったので、塩ラーメンを食べに。
塩ラーメン専門店のひるがおに来ました。
お店の入り口前のメニューはこれです。
さて、ここで読者の皆様に問います。
色々なラーメンありますが、このお店で1番売れているラーメンはどれでしょう?
人気ナンバーワンは1番右上の写真大きいラーメンってわかりますよね(笑)
1番目に入りますから。
1,080円するんですよ。ラーメン1杯で。結構いい値段ですよね。
自分は別にヒルガオ盛りはいらず普通の塩ラーメンが食べたかった。
でもね、お品書きは凄く小さい。写真もない。
なんでか?780円って1番安いラーメンだからですよ。
このメニュー表からは見つけにくいようにわざとしてある意図を感じちゃうんです。
え?お前がひねくれているだけだろうって?
まあ、そうかもしれません(笑)
でもね、食券を買う自販機を見て確信しました。
ああ、東京ラーメンストリートの店舗は一見客からいかにお金を取るかしか考えていないんだなと。
全8店舗の自販機を見て回って気付いたんです。
どこかの経営コンサルタントが入ってアドバイスしているんでしょうね。
8店舗とも同じような自販機でしたから。
あと、前は列に並んでから食券を買っていたのに、今は全店【先に食券を買ってから列に並んで下さい】と書いてあるんです。
これ、どういう事か?
飲食店って回転率を上げたいんですよ。
お客様が列に並んでから食券を買うと悩みますよね?
うーん。どのラーメンにしよー?って。
その時間が積もり積もるともっとお客様が入る回転のスピードでが鈍るんです。
行列もその分長くなるから諦める人も出てくるんです。
それを少しでも無くすために考えたんでしょう。
さて、どんな食券の自販機かというとコレ。
塩ラーメンのお店の自販機ではないです(笑)
コレ見て何に気付きますか?
自販機からこの東京ラーメンストリートに関わっている経営コンサルタントのアドバイスが見えるんです。
それは、客単価をいかに上げるか?の発想。
上の大きいボタン8種類。
これを押してもらって1人当たりの客単価を上げる仕掛けが施されているんです。
だって全部ラーメン1,000円オーバーばかりですもん。
1つだけ980円と1,000円切っていますが、ほとんど1,000円と同じ。
そして、追加注文しやすい餃子と替え玉を入れているんです。
替え玉だって普通の150円の替え玉もあるのに下の方の小さなボタンにして気付きにくくしている。
わざわざ凄い替え玉300円を上にして単価を上げる意図が見え見えです。
また、人間の目って上から下に見る習性があるんですよ。
上の方のボタンを押しやすい傾向があるんです。
コンビニの飲み物の棚と同じなんです。
目線の高さに近い棚から飲み物取る傾向がありますから。
1番下の方からは取らないんですよ。
そして、大きいボタンに目が自然といく仕掛け。
ここまであからさまに大小の差をつけている自販機はなかなかないですね(笑)
そして、美味しそうなイメージしやすい【写真】を大きく載せていたら、この上の大きいボタンからラーメン選んじゃうんですよ。
人間って写真がないメニューより写真があるメニュー選びますから。
東京駅の地下にある場所を考えても不特定多数の人からいかにお金を多く支払ってもらうか?のための自販機であり、メニュー表なんです。
でもね、これ地方でやったらアウトですよ。
一見客ばかりの東京だから成り立つやり方。
地方は特定のお客様に何回も来てもらう特定太数の商いですから。
高いラーメンばっかり買わせよう、客単価を上げようという仕掛けをしているお店を【信がある商い】とはどうしても感じない。
お客様を想う気持ちを感じないのです。
高いラーメンを売ることが悪いって言いたいわけではないですよ。
こういうアドバイスをするコンサルタントの発想もお店の店主もお客様から見てどうなの?というのがない。
売り手が儲かれば良い。一見客には高いお金を支払ってもらって、ラーメン食べて喜んでもらえれば良いって感じません?
やはり私の見方がうがっているんですかね(笑)
お年寄りには小さい字は見えにくい。
小さい字が見えなかったら大きい方を押しちゃうと思うんですね。
食べ切れればいいけど、もしかしたら多すぎて残してしまうかもしれない。
そんなことまで想像してしまいました(笑)
でも、お店が儲かれば、そんなの関係ねえ!あ、そんなの関係ねえ!
はい、大儲け〜♫
世の中には色々とお金をたくさん使わせようとする罠がたくさん仕掛けられています。
客頭にならないで商人頭になるように商いの勉強を一緒にしませんか?
信のある商いをする商人になるように勉強しませんか?
次回の心学商売繁盛塾は1月28日(月)に行います。←詳細はこちらをクリック。
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