● レジの代わりにザルを使う




こんばんは。島村信仁です。



私の母親の母親、お婆ちゃんですね。


婆ちゃんは、福島県にある実家で、私が小学生の時まで駄菓子屋さんの商いをしていました。


今でも覚えているのが、婆ちゃんはレジなんてものは使っていなかったんです。


使うというか・・・レジを買うほどのお金はあったと思うんですよ。小学生だから詳しくはわかりませんが・・・


婆ちゃんは、レジの代わりに使っていたのが、茶箪笥のような小さな箱でした。


三段になっていて、引き出しをひくと、お札と小銭で分かれていた記憶があります。


自分が駄菓子屋で留守番をしていた時に、その引き出しから釣銭を渡していたので、その木箱が小さい頃は好きでした。


お金が好きというわけではないですよ(笑)


婆ちゃんからお小遣いをもらっていたので、お金よりもなんて言うんでしょう・・・


その木の箱からお金を取り出してお客様にお釣を渡すそのやりとりがなんだか人間臭くて好きなんです。


ザル釣銭



今の時代では、ほとんど見かけなくなりましたが、ザルの中に釣銭が無造作に入れられて、紐で吊られている。


この紐を引っ張るとビヨーンと伸びて、釣銭を渡すことが出来る。


この商い、大手には絶対に出来ない小さなお店にしか出来ないお釣りの渡し方だと思うんですよ。


レジ




大手は、こういうPOSレジというものを使います。


何がいつ何個数が売れたのか?というデータがわかるようになっています。


確かに便利なんでしょうが、金額は〇十万円はします。


しかも、最近は消費税が上がるたびにレジも買い替えましょうみたいな話で、レジを作っているメーカーは儲かりますが、それを使っている小売店や飲食店は果たして?と思ってしまうのですよ。


レジでお客様と売り手という線引きがされますよね?


レジを置くことで、こちら側は店員の方。


そちら側はお客様の方と結界が張られているかのようです。


でも、レジを無くせば、売り手とお客様の関係は近くなるって感じませんか?


レジを置く、その台が結界のようなものになってしまっていると思うのです。


レジにお金をかけていないお店・・・実は儲かっているお店ですよ。


レジのないお店を見つけることは、今の世の中ではかなり至難の業でしょうが、レジのないお店を見つけたら、ぜひそのお店を意識して見てみて下さい。


店員さんとお客様が他のお店より会話をする回数や、会話が多いはずです。


今の世の中、大手やみんながやっている逆のやり方にこそ、商いの繁盛の種は潜んでいると私は思うんです。