● 西洋タンポポと日本たんぽぽ

こんばんは。経営ドクターの島村信仁です。

今日は当社のホームページの件で打ち合わせをしに行きました。

先方の社長さんは、1月下旬からスケッチブックに好きな草の絵を毎日1枚書き始めていたのです。

それを拝見させて頂きました。

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株式会社しろくまデザイン研究室の社長さんである馬場知子さんが書かれた絵なんです。

優しいタッチの絵だなーって感じませんか?

色鉛筆を使っているのもあるとは思いますが、書く人の心も現れているのではないでしょうか?

女子力高い絵だなーと私は感じました。

色々な草の絵の中で、私が目に止まったのがこの日本たんぽぽでした。

日本?日本ってことは西洋とかあるんですか?と聞いたら西洋タンポポもあると教えてくれたのです。

普通に街中で見るタンポポの大半はこの西洋タンポポと言われるものなんだそう。

昔ながらにある日本たんぽぽはどんどん減ってきていて見かけるのは珍しいんだそうです。

私、初めて知りました。

タンポポに日本や西洋があることも知らなかったし、日本たんぽぽが絶滅に近いくらい減ってきていることも。

この話を聞いて感じたのが、今の日本と同じなんじゃないか?という事なんです。

江戸時代までは日本の考え方で生きてきましたが、明治時代に入って西洋の文化や思想を取り入れたことで西洋かぶれになってしまった日本人。

食べ物も肉やパンなどほとんど食べていなかったものをそれ以降食べるようになってきて、食生活も欧米化になってきた日本。

なんだかたんぽぽと似ていませんか?

たんぽぽについて調べてみると、西洋タンポポにどんどん押されて日本たんぽぽは首都圏ではまず見かけない。

田舎の方に行くと逆に日本たんぽぽが見かけるようになる。

これも今の日本人と似ているなあと思ってしまったのです。

首都圏や大都市は一見客でも商売が成り立ってしまう。

だから、お客様との繋がりが薄くてもなんとかやれる。

でも、田舎に行くと人口はそうは多くない。

人の情や縁を元にして商売をしている。

同じお客様が何回も買ってもらえるように、目の前のお客様を大事にする人との深さは首都圏や人口が多い地域よりは田舎のほうがあるのではないでしょうか?

首都圏でも一見客お断りとしているところはまた別ですけれども。

日本たんぽぽの絵からそんなことを考えてしまった一日でした。

次回の心学商売繁盛塾は3月11日(月)に行います。茅場町にあるニューカヤバに皆で勉強という名の飲み会をやりますよー(笑)