●  他県にわざわざ行ってでも観て欲しい映画「あの日のオルガン」

こんばんは。経営ドクターの島村信仁です。

自分が住んでいる都道府県で上映していれば良いのですが、たとえ上映していなくても他県までわざわざ時間をかけてでも観に行って良かったと思える映画 があります。

それが「あの日のオルガン」です。

 6AE2C359-AC8C-4D15-BC9D-6EC981092CB4

2月22日から公開された映画なんですが、上映している映画館も回数も少ないんですよ。

本当にもったいない。

もうすぐ上映しなくなる映画館が増えてくると思われるので、1日でも早く観る機会を作って欲しいのが本音です。

あの日のオルガンを観ようとした動機は、タイトルが気になったから。

あの日っていつの話?昔だよね。

オルガンってなんだろう?今はあまり聞かないしなぁ。

そんな感じで、内容は一切知らないまま観ました。

「あの日のオルガン」を観て初めて知ったこと。

それは「疎開保育園」という保育園が実話としてあったこと。

疎開というと学童疎開という言葉は知っていましたが、もっと小さな子供達が疎開するために保母さんが奮闘する「疎開保育園」は全く知りませんでした。

「あの日のオルガン」を観て気づいたこと。

夏の8月15日前後に公開されずにこの時期に戦争を題材にしたこの映画を公開したのは、74年前の3月10日に起こった東京大空襲の戦火を逃れて53名もの子供達の命を救った実話だから。

この3月10日に近い日付でこそ観て欲しい映画なんではないでしょうか?

3月11日日の東日本大震災も少しづつ風化されて忘れられてきていますが、その1日前の3月10日には東京大空襲があった日というのはもっと忘れ去られてしまっており。

もう一つ気付いたこと。

今回、ダブル主演であった戸田恵梨香さんと大原櫻子さん。

個人的には、天真爛漫な演技をしながらも、疎開保育園に預けられた けんちゃんに東京大空襲で家族が死んだことを大原櫻子さん演じる、みっちゃんが伝えるシーンが心に残りました。

優しいんですよ。伝え方が。もう、涙が自然に出てきます。

大原櫻子さんってすごい人の心を揺さぶる演技をする女優さんなんですね。

あの日のオルガンを観終わって、1人でも多くの人にこの映画を映画館で観てもらえるキッカケになれば。

そういう思いでブログを書いています。

無名の保育園の保母さんがいかに目の前のことに全力を出して取り組んでいたか。

クイーンのフレディ・マーキュリーのような有名な人を映画化するのも一つでしょうが、こういう無名ながらも有力な保母さんがいたという実話を知ることが出来る映画も良いものです。

公開しているうちに映画館で是非鑑賞をススメマス。



次回の心学商売繁盛塾は3月25日(月)に読書会を実施します。