● 買わないで借りる時代の流れを自分の商いに考えてみる


こんにちは。島村信仁です。


最近の世の中を見ていて、流れが少しづつ変わってきているよなあ・・・と感じるのがモノを買うのではなく借りるという消費の仕方です。

借りるというとわかりやすいのが、レンタカーやレンタルビデオなどでしょうか?

オリックスレンタカー

自分で車を所有しなくても借りることが出来ます。

ツタヤ

自分でDVDやCDを買わなくても借りることが出来ます。

漫画本のレンタルもしていますが、ゲームソフトのレンタルはありません。

以前はあったのですが、違法コピーの問題なので貸すことが難しいようです。

まあ、それはいいとして、最近だと自転車を貸すところも増えてきました。

駅前の観光案内所で無料で借りるというのとは別に都心で借りることが出来るようになっています。

セブンイレブンとdocomoが自転車を貸す事業を協業

最近では、民泊といって、ホテルが少なくて泊まれない、満室で泊まれないなど家を開放して泊まってもらう事業も最近では伸びています。

また、異世代ホームシェアというのも最近増えてきています。

これは1人暮らしの高齢者とお金があまりない学生が一緒に高齢者の家に住むというものです。

昔は、家族三世代で過ごしてきて、一軒家を購入したのですが、子供たちは結婚や仕事などで家を離れる。

そして一緒に過ごしてきた奥さんや旦那さんが亡くなり自分一人で大きい家に住んでいる。

1人暮らしって寂しいんですよ。

自分が20年経験しているからわかります。倒れた時に誰も気づいてくれないだろうなあ・・・というのがありますから。

まあ、ブログが更新されなくなったらヤバいと思ってください(笑)

その家に学生さんが一緒に暮らす。

学生は月2万円のお金を渡し、一人暮らしの家主さんはそのお金を受け取る。

1人暮らしで寂しかったのが見ず知らずの他人ではあるが一緒に生活をする。

そんな異世代ホームシェアというのが広がってきているんです。

今までは「買う」という概念で高度成長を過ごしてきた我々ですが、「借りる」ということに対して消費の仕方が変わってきているんですね。

お金がないというのもあるでしょうが、モノを所有しなくてもいい、もったいないという感覚もあるのかもしれません。

今まで貸していなかったけれども「貸す」ということを取り入れると今までと違った発想のアイデアが浮かぶかもしれませんね。

カラオケボックスを貸す → サラリーマンやオフィスを持たない人に喜ばれる

学習塾を夕方前に貸す → 夕方以降は教室が埋まりますが、空いている午前中から夕方までを場所として貸す

大手がやっていることを真似しようということではありません。

今まで空いていたものや使っていなかったものを「貸す」

「誰に?」

こんな発想で商いをしていくのも一つだと思うのです。


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