●  深夜2時半起床で手作りをするコッペパン

おはようございます。経営ドクターの島村信仁です。

東京は開花宣言が出ました。

まだまだ寒い日が続いていますが、春がもう来ているのを感じることが出来ます。

東京は鶯谷にあるコッペパン専門店の三陽屋(みはるや)をご存知でしょうか?

このお店は、心学商売繁盛塾的にドンピシャのオススメ店なんです。

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どうですか。この昭和レトロ感たっぷりの店舗外観。

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私が訪れた昨日は、私が最後のお客様だったそう。

残っていた4個の1番人気の焼きそばパンを全て買わせていただき売り切れになりました。

昭和26年に開店した三陽屋。当初は醤油や味噌などを売っているお店でしたが、平成6年に息子さんがお店を継いでからは、当時無かったコッペパン専門店として商売を始め、地元で大人気のお店になっています。

私が、このお店を知ったキッカケは「昼めし旅」というテレビです。

このお店を知ってからすぐにお店に電話をかけて、「今パンはありますか?」と聞いたところ、焼きそばパンが4個ならあると。この時点で13時前です。

これで全て売り切れとおばあちゃんから、電話越しに聞きました。

お店に買いに行くから取り置きをしておいてもらえないか?聞くと「必ず来てくれるなら。。。」という返事。

もちろん伺います。約束は破りません。

お店のシャッターを開けていると売り切れていてもお客様がひっきりなしに来て大変なので、シャッターを閉めていたのだそう。

でも、最後のお客であった私は、おばあちゃんとおかげさまでゆっくり話をすることが出来ました。 

 80歳を超えるお年のお母様(おばあちゃん)と映画関係の仕事から家業を継いだ50歳ほどの息子さんと2人でコッペパンを手作りされています。

毎日朝?というか深夜2時半起床なんだそうです。

仏壇にお供えをして、家のことを色々していると朝の4時になると。

 4時になってからお店に入り、売るコッペパンを手作りし始めます。

お店の開店時間は6時。めちゃくちゃ早いです。

2人でコッペパンに焼きそばやハムカツやコロッケなど20種類近くの具材を挟んで1個1個作っていきます。

2時間で手作りできる数はおよそ200個が限界。

それ以上は作るのは年齢的にも疲れるからキツイのよ〜とおっしゃっていました。

でも、あまりにも早くなくなってしまった時などは申し訳なくて追加で作ることもあるそうです。

ですが、基本的に200個限定と考えた方がいいです。

大手のFC店やチェーン店にはない、手作りの数量限定コッペパンです。

大量生産、大量消費の商いではなく、少量生産、全消費。

この日は、周りにある警察署から(しかも5箇所)一件あたり20〜30個のパンのまとめ買いの予約が来たんだそうです。

だから、一般のお客様に売る分が減ってしまって申し訳ないとおばあちゃんはおっしゃっていました。

警察、何やってんねん(笑)

そんなにまとめて買うなよって感じです。買うならお釣りはいらないくらいの勢いで支払いして欲しいものです。

だって、一般のお客様が買えないのですから。

 テレビのアド街ック天国に放映されて、メディアから来るお客様も最近は多くなったのだそう。

でも、おばあちゃんに聞いたら、そういう人は一度来ただけで、次というのは少ない。

やはり、地元の人が買いにきてくれたのに無いと申し訳ない。。。とおっしゃっていました。

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これが最後に残っていた1番人気焼きそばパン4個。買えたのが運がいいとしか言いようがなく。

持つとわかるのですが、ギッシリ焼きそばが詰まっていてとにかく重い。

1個で十分お腹いっぱいになるコッペパン。

これで1個200円なんですよ。

お土産として経営者ご夫婦に渡したところ「美味しい。これだけ重くてこの価格はあり得ないし、おばあちゃんに感謝して食べます」とすごく喜んでいただけて、私も嬉しかったです。

経営者の奥様がこう仰っていました。

「コッペパンって、切り口が縦になるのが多いのだけど、三陽屋さんのパンは横に切り口が入っている。だから、これだけの焼きそばがギッシリ入っているし、ボロボロこぼれないし食べやすい」と。

本当に作り手の愛情を感じながら食べられるコッペパンなんです。

今の世の中、コンビニのように大量生産、大量消費で、廃棄になるパンも多い。

そういう商いも必要なのでしょうが、三陽屋さんは、少ない数だけれども、毎日決まった数を愛情たっぷりに注いで作り続けてくれる。

しかも廃棄はない。完売御礼続きですから。

15時まで一応お店は営業しますが、無くなり次第終了になります。

お昼過ぎたら終わっていると考えて早めに買いに行くのをオススメします。

また、買いに行かせていただきます。

ブログを読んだ読者の方で、こういうお店が大好きなあなた。

ぜひ、買いに行って食べてみてください。

商売ってただお金とパンのやりとりでは無い。

1つのコッペパンをこんなに愛おしく食べた経験はないです。

三陽屋さんのホームページはこちらです。おばあちゃん、また福島県から買いに行かせていただきます。