● 座席案内もお客様にあわせた接客


こんばんは。島村信仁です。



近隣のファミリーレストランが今まで24時間営業でしたが、深夜2時までに営業時間が変更になっていました。


ガスト八山田



私が実家のある埼玉県に帰った時に両親と外食にいつも行く和食のお店があります。


いつも私の父親は奥に行きたがるので、奥が空いているときはそのテーブルに座ればいいのですが、空いていない時があります。


その時に私たち3人をいつもよく来てくれているとわかっている女性の店員さんは、「今日は奥が空いていなくて申し訳ありません」と伝えてくれたことがあったのです。

これは、お客様に関心を持っていなければ絶対に言えない言葉です。

いつも座っている奥のテーブルが今、空いていないというお店の座席全体を把握していること。


そして、私たち3名を見た時にいつものテーブルに座っているお客様だと覚えてくれていたこと。


座席案内1つ取っても、このお店の店員さんは自分たちのことを覚えてくれているとわかれば、また行きたくなるものではないでしょうか?

逆に手前のテーブルじゃないとダメなお客様もいると思うのです。

うちの両親は杖を使わなくても歩くことが出来ています。

奥のテーブルまではいけないから、一番手前のテーブルにしてほしいというお客様もいると思うのです。

特に日本は少子高齢化で、おじいちゃん、おばあちゃんのお客様が増えますから。

もし仮に私たちの家族とは逆に足が悪くていつも手前に座っているお客様がいたとしたら、この女性店員さんはきちんとわかっていて、「手前の座席が空いていないので、奥になってしまうのですが大丈夫ですか?」と声をかけるのではないでしょうか。


座席



座席って自分の居心地がいい場所というか・・・落ち着く場所というかそういうのって人それぞれあると思うんです。

わがままなんですけどね(笑)

でも、そんなことをわかって案内してくれるのは大手のフランチャイズチェーンでお客様がひっきりなしに出たり入ったりしているようなお店では難しいのではないでしょうか?

また、人の代わりに最近はペッパーが座席案内するお店が増えてきていますが、AIになればなるほど、お客様一人一人を見た接客は不可能になります。

ペッパー

大手がこういう接客をするのとは逆に個人は、徹底的に一人一人のお客様を見て接客していくようにしていきたいものですね。


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