● 消費者ではなくお客様



こんばんは。島村信仁です。



商売をしていると、モノを作る人や作る会社の人を生産者。




その生産者が作った商品やサービスを購入する人を消費者と呼ぶことが多いです。




が・・・この消費者という言葉には違和感を感じます。



消費者って、お金を浪費、または費やして消えていく・・・そんなニュアンスを言葉に感じるのです。



お店に立っていて接客しているときに、自分は常にお客様という感覚で消費者と思ったことはありません。



福田恒存




日本の評論家、翻訳家、劇作家でもある福田恒存という方がいます。


私たちの商売にも通じる次のような思想を持たれている方です。


「人間は生産を通じてしか附きあえない。消費は人を孤独に陥れる」と。


これ、凄い言葉ですし、消費だらけの今の世の中に対して、昔から警鐘を鳴らしていたのだと。


人間は売り手の生産者でもお客様やお取引先と一緒に今までやっていなかったことや困難なことに取り組んでいく。


今までは無理だとか業界でダメだとか言われていることに一緒に取り組むほど喧嘩はするでしょうが人付き合いは深くなると思うのです。



でも、消費だけだと家にいながら一人で消費が出来てしまう。


誰一人ともかかわらずです。


極端な話、パソコンやスマホからネット注文(消費)して、受け取るときは人とのつながりが若干はあるでしょうが、生産とは全く真逆の世界です。


消費がダメとかそういうことを言いたいのではなく、生産を通じてしか人間は附きあえない。


消費するほど孤独になるし、商いする人がお客様を消費者と思って商いをするのではうまくいくのか?と思うのです。


たかが言葉ですが、それが思考に繋がり行動になる。


そのことは忘れずに商売をしたいものです。



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