● 心学の道を貫く企業、京都の半兵衛麩




こんにちは。島村信仁です。




私が京都に行ったら、ぜひとも足を運びたいと思っている企業があります。




それが半兵衛麩という麩を作っているお店です。




半兵衛麩





1689年に京都で創業して以来、328年を迎える老舗のお店です。




なぜ?これだけ長くお店が続いているのか?というとお店の家訓に石田梅岩の石門心学が活かされているからです。




「お父さん、闇の麩を作ったらどうしてあかんの?」玉置半兵衛さんは中学生の時に父に尋ねました。




戦前や戦後の統制された経済の下では、原材料は闇でしか手に入れることが出来ずに機械や釜などの金属関係の物は戦争のためにお国に差し出していたのです。



長く収入が無い中、先祖が蓄えてきた書画や骨董などを売りながら家族質素に暮らしていました。



「闇の麩を作ったら儲かるのはわかっているけど、ご先祖さんが大切にしてきた麩を闇で作ることは申し訳なくてできひん。このまま馬鹿正直な麩屋のままでええ。」




父はそう諭したそうです。



闇の麩で儲けた企業ももちろんありますが、今ではその企業は残っていません。




半兵衛麩では三代目の社長が石田梅岩のお弟子さんに学び、先義後利を家訓としています。




打算的な動機で商売をすると打算的な動機には人はついてきません。



打算的な動機で商売をすると自分自身の心が醜くなります。



他人は騙せても自分の心は騙せないし、嘘をつけないからです。



半兵衛麩が行っているように純粋な動機で商売をするといずれ必ず繫栄します。



純粋な動機は人に伝わり、人が困った時に助けてくれるのです。



純粋な動機で商売をすると自分の心が豊かになり、お客様も喜んでもらうことが出来るのです。




心学商売繁盛塾で、一緒に純粋な動機で商売をする勉強しませんか?


打算的な動機があるのも人間ですし、そんな考えが自分にもなくはないですが、そうしないためにどうするか?勉強しませんか?