● 24時間営業がなくなる世の中の流れは自然な事



こんばんは。島村信仁です。



最近はファミレスを始めとして、マクドナルドや吉野家といった大手FCが24時間営業を止める動きが広がってきています。

ガスト八山田

私たちが生まれた時代では24時間営業というものが当たり前になっていました。

普通に年中無休で24時間営業していることに対して何も疑問を思ってきませんでした。

だって、当たり前だったから。

でも、それは日本の経済状況や人口の変化によって変わらざるを得なくなってきています。

このニュースを見ても世の中の24時間営業が減ってきていることは書いてあります。


少子高齢化で人口構造が変わってきているのですから、今までのやり方は通用しなくなる。

営業時間も今までの24時間から例えば、朝の6時から営業して昼過ぎにお店を閉めるのも一つのやり方。

毎日お店を開けるのではなく、平日しか開けない。逆に週末の土日しか開けない。

一番自然なのは、お天道様が昇ってお店を開ける。沈んだらお店を閉める。

こういう商いが自然なのではないかと思うのです。


24時間営業店が減ってきていると言いますが、むしろ通常に戻ってきていると思うのです。

コンビニも今は24時間営業をしていますが、いずれはそうではなくなるかもしれません。

田舎や地方に行けば夜は真っ暗で、空を見上げると星が見えるのです。

それが、24時間営業を行うことで、余計な明かりが照らされることになり、暗い時に暗くならない。

空を見上げても星が見えない。

暗い時には暗い闇を楽しむ。明るい時に明るい光を楽しむ。

星空


営業時間が長ければいいというのは、もう違う価値観になってきているのではないでしょうか?


江戸時代には「朝飯前」という言葉があり、文字通り朝ごはん前に身だしなみを整えてから、地域を一巡りして、壊れているどぶ板があれば直したりと今でいうボランティアを率先してやっていたのです。

稼ぎ3割、仕事7割という言葉が江戸時代にはありました。

生活費を稼ぐ今の世の中の仕事と言われていることが3割です。江戸時代に仕事と言われているのは、この朝飯前のボランティアのことなんです。

午前中だけ仕事をして、午後はボランティアをやる。

そして、夕方からは江戸時代では「明日備(あすび)」と言いました。遊びですよ。明日に備えるという遊び。

いいですよね。明日に備えて夕方から遊んじゃう(笑)ビール飲んじゃいましょう(笑)

今の時代にはあわない!とか無理!とか思いがちですが、江戸時代の人はこうやって生活をしていたのも事実。

こういう商いという考え方もぜひ覚えておきたいものですね。


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