● 落語とは人間の業の肯定である



こんばんは。島村信仁です。



立川談志という人をご存知でしょうか?



立川談志はめちゃくちゃ面白い人です。こんなエピソードがあります。



毒舌で知られる立川談志が弟子と一緒にある定食屋に入った。



そのお店は非常に値段が高いわりにまずかった。談志は不機嫌になってしまったんです。



しかし、その店の店主は気が利かずに男子に色紙を書いて欲しいと頼みに来た。



談志は何と書いたのでしょうか?



ヒントは・・・〇〇して食え



ブログを読んでくれているあなた、考えてみて下さい。




色紙というのは次のお客に伝える言葉です。だから色紙にサインを求められれば店を褒める場合が多い。


〇〇さん、美味しかったです!とかぜひ食べてみて!とか・・・



立川談志が何と書いたか?というと・・・




「我慢して食え」




と色紙に書いたのです(笑)




これ、凄くないですか?


何か調味料で味付けして食え!とかそういうことじゃあないんです。我慢して食えと。



まずい!とかこんなまずいものは食べたものが無い!とか高いくせにまずい!とか書いたら笑えない。



でも、俺も我慢して食ったんだからお客にも食え!と命令しているところがいいんです(笑)




この談志が、落語についてこういう風に話をしています。



「忠臣蔵は四十七士が仇討に行って主君の無念を晴らす物語。当然四十七士が主人公だが、赤穂藩には実は家来が300人近くいた。

残りの253人は仇討がうまくいかないと思って逃げちゃった。逃げたから散々悪く言われたのは想像できるよな。

落語はね、この(赤穂藩の四十七士以外の)逃げちゃった奴等が主人公なんだ。

人間は寝ちゃいけない状況でも、眠きゃ寝る。酒を飲んじゃいけないと、わかっていてもついつい飲んじゃう。

夏休みの宿題は計画的にやった方があとで楽だとわかっていても、そうはいかない、八月末になって家族中が慌てだす。それを認めてやるのが落語だ。

客席にいる周りの大人をよく見てみろ。昼間からこんなところで油を売ってるなんてロクなもんじゃねェヨ。

でもな努力して皆偉くなるんなら誰も苦労はしない。努力したけど偉くならないから寄席に来てるんだ。


『落語とは人間の業の肯定である』


よく覚えときな。教師なんてほとんど馬鹿なんだから、こんなことは教えねェだろうう。


嫌なことがあったら、たまには落語を聴きに来いや。


あんまり聴きすぎると無気力な大人になっちまうからそれも気をつけな。」



こう言っているのです。


面白いんですよねえ。嫌なことがあったらたまには落語聞きに来いと。


ブログ読んでいる読者の人も嫌な事ありますよね?


だから、落語を一緒に私と聴きませんか?(笑)


ちょうど1週間後の来週の月曜日は祝日なんですね。


なので、落語会を心学商売繁盛塾で開催することにしました。


詳細はここをチェックしてくださいね。


三遊亭神楽




三遊亭神楽師匠に話をしていただきます。


一緒に落語を聴きましょう。