● 物事の過程を想像する力の欠如





こんばんは。島村信仁です。




ブログの読者さんは桃を食べたことがあるでしょうか?



私が住んでいる福島県は桃の産地でもあり、夏場には美味しい桃が収穫できる季節になります。




桃






桃を買う時に「固いのがいい」とか「柔らかいのがいい」とか言って買う人を見かけます。




「値段が安いほうがいい」とか「高いのはちょっと・・・」と言って買う人もいます。




昔の私もそうでした。桃の農家さんと一緒に仕事するまでは、お店で売られている白い網網の中に入った桃しか知りませんでした。



でも、桃を作っている畑を見せてもらったり話を聞くと、1つの桃が出来るまで物凄く私たちが知らない大変なことを行っていたんです。




1年365日の中で桃が収穫できるのは約3週間程度。それ以外は桃が美味しく出来上がるまでに地道な作業を続けています。



太陽の日の光が桃全体に当たるように地面に銀色のシートをひいたり、栄養分が桃に行くように剪定をする。



剪定も一つの枝で90%の桃を捨てて、残りの10%の桃に栄養が行くようにする。


だから美味しい桃が出来上がる。



他にも雨風や気温の高い低いなど色々な大変なことがあるでしょう。



でも、私たちはそういうことを想像する力が欠如して、今目の前にあるモノがいとも簡単に出来たかのように錯覚してしまいます。



毎朝飲んでいる珈琲はどうやってできているのか想像したことありますか?



毎朝食べているご飯やパンは、どうやって出来ているのか想像したことありますか?



いい悪いではなく、どれだけの人の手がかかって今目の前にあるのか、目の前にあることがいかにありがたいことなのか?想像力が欠落していることが問題だと思うのです。




そしてそれに気づいていないことがさらに問題だと思うのです。



想像するということを鍛えませんか?




落語を聴くことは、想像することです。



言葉だけ、身振り手振り、表情、そういうものから人と人との関係や人情を想像するんです。



落語って、お金を払って聴きに来ている人に想像させるという、お客様に負荷をかけるものなんです。




でも、それがいい。




負荷がかかるから人は想像するし、想像できるようになる。




10月9日(祝・月)東京・篠崎の読書のすすめで落語を開催します。まだまだ席に空きがあります。一緒に落語、聴きませんか?