● 無駄なことをやるから面白い



こんばんは。島村信仁です。


アメリカの野球、大リーグ機構で、敬遠(意図的にフォアボールを出すこと)は、監督が球審に意思表示するだけでボール球を投げずに打者が一塁へ歩くことで決定しました。

もしかするとこの流れが日本の野球にも適用され、投げる必要がなくなるかもしれません。

わざわざ4球ボールを投げないのは、試合時間の短縮、スピード化だそうです。


ふーん。

最もなことを言っているように聞こえますが・・・

これ、日本で同じように敬遠する時はボールを投げなくていいって決まったら、野球が面白味が無くなりますよ。

つまらなくなりますよ。

だって、こういうことがもう起きないってことでしょ?

敬遠打つ

昔、阪神から大リーグのメッツに行って、日ハムに入団した新庄選手。

敬遠の球を打って、サヨナラヒットにしてしまったんですよ。

これ、面白くないですか?

わざわざボールを投げるから、外そうとしたのにちょっと手を出せば打てそうなところに投げてしまうかもしれない。

そして、それを打ってサヨナラヒットにしてしまう・・・

こういう面白味が完全に無くなるんですよ。

試合を早くするための措置ですって。

1試合に敬遠なんて1回あるかないかですよ。

まずありません。

それを廃止するという思考がわからないのです。

なんでもかんでもスピード優先。試合が早く終わっても見ている方は面白くもなんともない。


スピード優先っていうのであれば、ホームラン打ったらベースを走るのやめればいいじゃないですか(笑)

そっちのほうが敬遠よりも毎試合多く頻度はありますし、時間短縮になりますよ。

まあ、つまらないですけどね(笑)

こういうボールを4球投げるっていう無駄なことがいいんですよ。

そういうことがあるから面白い。


これ、商いにも通じます。

今の商いは大手はスピード優先でやってきます。

Amazonが注文してから2時間以内の配送を目指す。

アスクルは明日商品を届ける(来る)から名付けられた名前です。

吉野家は早く提供することを売りにしている。

大手はそういうやり方なら、私たちは逆でいいんです。

スピード優先じゃなくて無駄な事あっていいじゃないですか。

お会計の時にお客様と会話する。

注文を取りに行ったときに、久々に来てくれたお客様だったら「あら?最近どうしたの?」と会話をする。

他にも無駄と思える事いろいろあるでしょう。


でも、こういう無駄があるから個人の商いや商売っていいと思うんですよ。

一見無駄に思える事って、無駄じゃなかったりしますから。

無駄を逆に楽しみませんか?



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