● 売上至上主義の商い
こんにちは。島村信仁です。
2月3日の節分の日。皆様は恵方巻、食べましたか?
私は予約はせずにセブンイレブンのミニ恵方巻を夜に1本買って食べました。
季節感が全くない生活を送るのもどうなんだろう…という思いで、昨年は食べなかったんですが今年は食べちゃいました(笑)
この恵方巻で今年、話題になったヤマダストアーを御存知でしょうか?
私、このスーパーのチラシに物凄い共感しました。
画像だと読めないという人もいるかもしれないので、文章で紹介させて下さい。
(ここから)
もうやめにしよう。売上至上主義、成長しなきゃ企業じゃない。そうかもしれないけど、何か最近違和感を感じます。
昨年もあちこちで大量に廃棄された恵方巻がSNSで話題になりましたが、そりゃそうです。
のばせのばせ、ふやせふやせの店舗数と恵方巻の大量生産で数は膨れ上がり続けています。
食材を原価だけで考えてるから、そんなことになるんやと思う。水も土も海産資源も地球が無料で私たちに与えてくれています。
スーパーの現場で働くと、どんなに偉い学者さんじゃなくてもわかります。
ヤマダの鮮魚従業員も「海産資源は絶対減ってる」って言っています。だから大事にしたいんです。
今年も1本1本心を込めて巻きました。ヤマダの巻き寿司はほとんどお店で巻いています。
魚屋さんで魚を切って、お肉屋さんでお肉を焼いて巻いています。
今年はもしかしたら早くに無くなるかもしれないけれど、ヤマダはこれ以上成長することよりも今を続けられることを大事にしたいです。
最後の1本の恵方巻までお客様に愛されますように。
ちょっと変なスーパー ヤマダストアー株式会社
※今年は全店、昨年実績で作ります
売れ行きに応じて数を増やすことを今年は致しませんので、欠品の場合はご容赦くださいませ。
(ここまで)
自分は前職コンビニのスーパーバイザーの仕事をしていました。
毎年のように恵方巻はお客様からの予約も増え、予約しなくても店内の弁当ケースに並べると飛ぶように売れていく。
昨年度が●●本だから今年はどれぐらい目標でやりますか?
お店のオーナーさんや店長さんと話をするときに無理やり数を増やすようなアドバイスは自分はしてはきませんでした(実際に前年より減らしたお店もあります)が、やはり毎年自然と増え続けていたのは事実です。
平均すると1店あたり予約本数とお店に並べて売る分を含めると500本近くなっていました。
凄い数じゃないですか?これって。
今はどれくらいの数が1日で売れているかわかりませんが、単純に500本×20,000店舗で考えただけでも私が働いていたコンビニ1チェーンだけで1千万本です。
他のコンビニやスーパー、百貨店にお寿司屋さん…色々なお店を含めたらそれはそれはとんでもない数になります。
そして、自分は毎年、恵方巻が廃棄になるのが嫌でした。売れ残ったら捨てるんです。日本には「もったいない」っていう言葉があるけど、残ったら捨てられてしまう。
だから、自分は2月3日は担当していたお店をまわって、恵方巻の残り具合を1日中、確認していました。残りそうなお店があったら自分が担当している他のお店に持って行って売ることもやりました。
本当はよろしくないんですけどね。
本部的には好かれない行動ですが、現場にいたらなるべくなら捨てないようにしたいじゃないですか。
だから、自分に出来る最低限のこと。担当したお店からはなるべく廃棄にならないようにする。これを心がけていました。
それでも捨てざるを得ないような時もあり、食べ物を捨てると心が痛んだものです。
工場はどれくらいの発注が来るかわからないから多めに作る。その為にその前日辺りからは人員を増やして大変な思いをして作ってくれているのに捨てる寿司が計り知れなく多い。
自分自身はヤマダストアーのようにすることは出来なかったし、動けませんでした。
だから、今回ヤマダストアーさんがチラシで伝えたことは物凄い共感したのです。
これは、恵方巻だけの話ではありません。
コンビニが新店OPENしたときのおにぎりや弁当やサンドイッチの大量廃棄。
クリスマスケーキやウナギ弁当など恵方巻と同じように他にも考えられる余分に作りすぎたりする廃棄はたくさんあります。
売上だけ追うのはもういいんじゃないでしょうか?
今まで当たり前と思えたことを捨ててみませんか?
今まで当たり前だと思っていたことを間違っているのではないか?と疑ってみると違った景色が見えてくるはずです。
売上・利益と環境という一見矛盾して両立しなさそうなことを両立させていくことを考えていく時代なのではないのでしょうか?
● 2月12日(月・祝)逆のものさし講×心学商売繁盛塾 コラボ講演会にて講演します。いらっしゃーい♪
こんにちは。島村信仁です。
2月3日の節分の日。皆様は恵方巻、食べましたか?
私は予約はせずにセブンイレブンのミニ恵方巻を夜に1本買って食べました。
季節感が全くない生活を送るのもどうなんだろう…という思いで、昨年は食べなかったんですが今年は食べちゃいました(笑)
この恵方巻で今年、話題になったヤマダストアーを御存知でしょうか?
私、このスーパーのチラシに物凄い共感しました。
画像だと読めないという人もいるかもしれないので、文章で紹介させて下さい。
(ここから)
もうやめにしよう。売上至上主義、成長しなきゃ企業じゃない。そうかもしれないけど、何か最近違和感を感じます。
昨年もあちこちで大量に廃棄された恵方巻がSNSで話題になりましたが、そりゃそうです。
のばせのばせ、ふやせふやせの店舗数と恵方巻の大量生産で数は膨れ上がり続けています。
食材を原価だけで考えてるから、そんなことになるんやと思う。水も土も海産資源も地球が無料で私たちに与えてくれています。
スーパーの現場で働くと、どんなに偉い学者さんじゃなくてもわかります。
ヤマダの鮮魚従業員も「海産資源は絶対減ってる」って言っています。だから大事にしたいんです。
今年も1本1本心を込めて巻きました。ヤマダの巻き寿司はほとんどお店で巻いています。
魚屋さんで魚を切って、お肉屋さんでお肉を焼いて巻いています。
今年はもしかしたら早くに無くなるかもしれないけれど、ヤマダはこれ以上成長することよりも今を続けられることを大事にしたいです。
最後の1本の恵方巻までお客様に愛されますように。
ちょっと変なスーパー ヤマダストアー株式会社
※今年は全店、昨年実績で作ります
売れ行きに応じて数を増やすことを今年は致しませんので、欠品の場合はご容赦くださいませ。
(ここまで)
自分は前職コンビニのスーパーバイザーの仕事をしていました。
毎年のように恵方巻はお客様からの予約も増え、予約しなくても店内の弁当ケースに並べると飛ぶように売れていく。
昨年度が●●本だから今年はどれぐらい目標でやりますか?
お店のオーナーさんや店長さんと話をするときに無理やり数を増やすようなアドバイスは自分はしてはきませんでした(実際に前年より減らしたお店もあります)が、やはり毎年自然と増え続けていたのは事実です。
平均すると1店あたり予約本数とお店に並べて売る分を含めると500本近くなっていました。
凄い数じゃないですか?これって。
今はどれくらいの数が1日で売れているかわかりませんが、単純に500本×20,000店舗で考えただけでも私が働いていたコンビニ1チェーンだけで1千万本です。
他のコンビニやスーパー、百貨店にお寿司屋さん…色々なお店を含めたらそれはそれはとんでもない数になります。
そして、自分は毎年、恵方巻が廃棄になるのが嫌でした。売れ残ったら捨てるんです。日本には「もったいない」っていう言葉があるけど、残ったら捨てられてしまう。
だから、自分は2月3日は担当していたお店をまわって、恵方巻の残り具合を1日中、確認していました。残りそうなお店があったら自分が担当している他のお店に持って行って売ることもやりました。
本当はよろしくないんですけどね。
本部的には好かれない行動ですが、現場にいたらなるべくなら捨てないようにしたいじゃないですか。
だから、自分に出来る最低限のこと。担当したお店からはなるべく廃棄にならないようにする。これを心がけていました。
それでも捨てざるを得ないような時もあり、食べ物を捨てると心が痛んだものです。
工場はどれくらいの発注が来るかわからないから多めに作る。その為にその前日辺りからは人員を増やして大変な思いをして作ってくれているのに捨てる寿司が計り知れなく多い。
自分自身はヤマダストアーのようにすることは出来なかったし、動けませんでした。
だから、今回ヤマダストアーさんがチラシで伝えたことは物凄い共感したのです。
これは、恵方巻だけの話ではありません。
コンビニが新店OPENしたときのおにぎりや弁当やサンドイッチの大量廃棄。
クリスマスケーキやウナギ弁当など恵方巻と同じように他にも考えられる余分に作りすぎたりする廃棄はたくさんあります。
売上だけ追うのはもういいんじゃないでしょうか?
今まで当たり前と思えたことを捨ててみませんか?
今まで当たり前だと思っていたことを間違っているのではないか?と疑ってみると違った景色が見えてくるはずです。
売上・利益と環境という一見矛盾して両立しなさそうなことを両立させていくことを考えていく時代なのではないのでしょうか?
● 2月12日(月・祝)逆のものさし講×心学商売繁盛塾 コラボ講演会にて講演します。いらっしゃーい♪
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