⚫︎  商売繁盛ではなく諸国客衆繁盛の商い


こんにちは。島村信仁です。


私は30代になってから1番お金をかけているものが本代です。 



読書して勉強をしないとあかんと考えているからです( ´ ▽ ` )ノ



外面がキレイと思われる女性が眉間にしわを寄せて、スマホを激しくラットのようにスクロールする姿を電車内で多く見かけるようになったのを見て、自分は逆のことをやろうと。



あ、外面を汚くするってことじゃないですよ(笑)



清潔感がないとただでさえモテナイのがもっとモテナイので(笑)σ(^_^;) 


先日、読んだ本の中になるほどなあ。。。と共感した言葉があったので紹介させて頂きます。


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日本人だけが知っている神様にほめられる生き方です。


幻冬舎   952円+税金 著者は、神主でもある岡本彰夫さんです。


P.75にこのような言葉が書いてありました。


(ここから)


現在、春日大社では二千基に及ぶ石灯籠の精密な調査を行っていますが、ここでも日本人の特質を垣間見ることが出来ます。

昭和57年に初めて石灯籠に『商売繁盛』という言葉が使われるようになります。

それ以前は、『商売繁盛』という祈願のために寄進された石灯籠は一基もなく、『諸国客衆繁盛』という銘文が刻まれたものが数基あるだけです。

『商売繁盛』は『自分が繁盛しますように』という願いですが、『諸国客衆繁盛』は、『お取引様がお栄あそばれますように』という意味になります。

昔の人は、『先義後利』つまり、先に道義があって、あとで利益がついてくると考えていました。先に人様がお幸せになったら、自分にも必ずそれがまわってくる。
 
だから、自分が儲けることよりも相手を幸せにすることを一番に考えたのが商道徳だったのです。


(ここまで)


私は、心学商売繁盛塾という塾を行っているので、心学がついていなかったら危なかったですね(笑)σ(^_^;)

心学がついているから、そこに諸国客衆繁盛という思いが含まれているのです(*^^*)


銘文が変化する昭和50年代は私が生まれた時で、高度経済成長期を迎えた日本がいかに利益を得るか⁉︎を優先になっていた時代でもあります。


今の世の中は、働かないで楽していかに利益を得るか?が優先されるようになってきている気がしてなりません。

商売繁盛は矢印が自分に向いている。結局は自己中心的。


でも、諸国客衆繁盛は、矢印が相手に向いている。相手に喜んでもらう。自分よりも相手が先なんですね。


私達商人は、 先人の知恵を学び、歴史を勉強し、そこから今の時代に得たことを実践していくことが大事なのではないでしょうか⁉︎


諸国客衆繁盛、忘れられている日本語の一つだと思うので、しっかりとその言葉と後ろにある思いを共に分かった上で使っていきたい言葉です。





⚫︎ 2/26(月)東京は篠崎にある読書のすすめで心学商売繁盛塾を行います。一緒に諸国客衆繁盛の心になれるように勉強しませんかー⁉︎