● 拡大よりも拡充の商い



こんばんは。島村信仁です。



個人でお店を始めて、何年かして繁盛するようになる。



お金が増えてきて・・・となるとほとんどの人が考えてしまうのが2号店を出していくということなんです。



自分が最初に出したお店の近くに2号店を持つ。




最初のお店だけでなく、もう1店舗自分のお店が増えるというのは、自分自身の頑張りを具体的な目で見ることが出来る事なので、やっぱり2店舗目って出したいと思うのです。



でも、1店舗目は店主の情熱がお店の隅々まで行き届いている。



それが、店舗が増えれば増えるほど薄まっていくんです。



どうしても創業者の思いや情熱はそれ以上にはならないんですね。


広げていくのは大手のやり方です。


個人の商いは、拡大よりも拡充。


例えば饅頭屋さんの商いであれば、2店舗目に広げるよりも、今来てもらっているお客様にもっと喜んでもらうためにあんこを増やす。


まんじゅう


あんこを増やしていくことが拡充になります。


今やっている商いの中で、よりお客様に喜んでもらうことを考えていくのが、個人の商売では大事なのではないでしょうか?



今までは人口も増えていたのですから拡大でよかったのでしょう。



でも、これからは人口が減ってきます。人口は増えません。



拡大ではなく拡充の商いこそ、小さなお店の商いです。



● 3月13日(月)心学商売繁盛塾で今後の個人の商いについて講を行います。